お知らせ

2017.2.7社内研修(知的障害者の人権に関する考察)

知的障害者の方への、介護現場での虐待や実際に起きた事件や裁判資料をもとに研修を行いました。

【養護学校で発生した体罰事件の民事裁判に、原告側の証人として知  的障害者のHさんが証言した。1審の〇〇〇地方裁判所は「信頼できる記憶で、体験に基づくものだ」として、Hさんの証言の信用性を認める判決をしたが、被告側は「知的障害者の信用性は欠ける」として、控訴した。2審の〇〇高等裁判所は、「証言は母親の影響下でなされ、どこまでが原告の記憶に基づくものか判然としない」として、知的障害者のHさんの証言は認められなかった。さらに原告は上告して、〇〇最高裁判所は2審判決を支持し、上告の棄却の判決を下した。知的障害者のH さんの証言は、最高裁によって否定されてしまいました。】

裁判で知的障害者のHさんの証言は信用性に欠けるという扱いを受けて、とても悲しく思います。裁判では、人の人生が大きく変わってしまいます。結局は力の無い者は、泣き寝入りしなければならないのか?

今回の研修で専門家がどう関わっていくべきか考えさせられました。